●産業廃棄物中間処理プラントの役割

産業廃棄物中間処理プラントは当社の業務の半分以上を占め、根幹を支えるものになっています。
土というのは乾いている状態では「土」ですが、そこに水が加わると「汚泥」といわれる産業廃棄物に変わります。
当部門では、建設現場で出てくるそんな汚泥を回収し、良質な再生資源として生成して再利用してもらうのです。
プラントでは水洗いを行い、その中から砂や砂利などそのまま製品に変えられるものは取り出します。

●流動化処理土製造プラントの役割

汚泥になったものを「流動化処理土」に変える処理までを行っています。
流動化処理土は締め固める処理を行わなくても自然に固まる性質を持つため、通常の土を流し込むだけでは強度が保てない部分に活用します。
例えば、亜炭鉱や道路下の空洞、地盤沈下の埋戻し、下水管の閉塞など、まさに見えない部分で役立っています。

当社が製造する流動化処理土は、愛知県のリサイクル材である「あいくる材」として認定を受けており、品質を高く評価されています。

●蓮池改良土センターの役割

土木・建設現場で出てくる掘削土をそのままにしていればただのゴミとして捨てられてしまいます。
それを再利用して有効活用できないかという考えのもと、「改良土」として再生させるのが私達の役割です。

「世の中に無駄なものなど無い」という想いです。
工事現場など、掘ってみると穴が空いている状態があります。
そのままにしておくと陥没の原因となりますので、そこに基礎をつくる場合には土を敷かなければなりません。
その時、ただの土ではなく改良土を使ってもらうことでより強度が増し、安定した基礎が完成するというわけです。
本来は捨てられてしまうはずだった土でも、改良土として再生することで、また価値のある品目に変えていく。
それは無駄をなくし、環境にも貢献できるということです。

2019年1月より蓮池にて改良土センターが稼働、より効率よく製品化できるようになっております。

人間が人間らしく生活していく上で、環境をきれいに保つことが欠かせません。
家の中は住む人が掃除できますが、側溝、水路、川など一般の人が掃除しにくいところもきれいにしていく必要があります。
それがクリーナー部門の主な仕事です。

私達の仕事自体はあまりきれいな仕事とはなりませんが、この仕事の結果環境がきれいになります。
「見違えるほどきれいになって嬉しい！！」と住人の方から感謝の声を聞くこともあります。
もちろん清掃するだけではありません。
調査から始まり、ときには流動化の打設や充填なども行います。

TV番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の撮影にも協力しました。
さらには、下水環境などの生活面で必要なインフラ整備を行っています。
言い換えれば住みやすい街づくりを行うことで、地元の皆さんに貢献する仕事です。
クリーナー業界の中では珍しく浚渫土や土砂などの中間処理場を自社で持つことが強みになっています。

●運送（運搬）部門
主に土や土砂、汚泥を運ぶダンプカーを多数所有。工事現場への資材搬入から自社プラントへの運搬まで、安全第一で行っております。

●土木部門
市や県が行う公共工事や、民間工事の仕事を請け負っています。

●地質調査
ボーリング調査、水替工事（ウェルポイント・ディープウェル）、さく井工事など。

●車両整備
当社ではダンプカー約60台のほか、多くの重機や車両を保有しており、その整備は安全運行のためには大変重要です。
指定整備工場の認可をうけており、自社内ですべての整備を迅速に行うことが可能です。

●建築【シンエイアーキテクツ】
公共工事・公共建築物の修繕・施工のほか、【shin-ei architects（シンエイアーキテクツ）】ブランドにて注文住宅の設計・施工・販売を行っております。